前⽇まで降り続いた⾬も上がり、暑くもなく寒くもなく、絶好のコンディション。 プロカテゴリー男⼦が6時にスタートし、プロ⼥⼦は1分後の6時1分にスタートしました。 スタートも上⼿くいき、前を泳いでいた4名の集団の後ろにつくことができました。 しばらくすると、その4名の集団が2⼈ずつに別れて泳ぎだし、そこでそれぞれがペースアップしたこともあり、その集団から徐々に離されてしまいました。 集団の後ろにつくことができて安⼼した、⼀瞬の気の緩みが招いたミスでした。 そこからは、前は⾒えているのになかなか追いつくことができませんでしたが、 それでも前の集団を⾒逃さないよう集中して泳ぎました。 トップとの差は10分、8位でバイクパートへ。
バイクコースは平地あり、緩くて⻑いアップダウンありと世界各国のアイアンマンシリーズでも ハードなコースの⼀つに⼊ります。 昨年も同じコースを⾛っているので、どんな⾛りをするかはイメージができていました。 洞爺湖の湖畔沿いを⾛り終え、最初の3.5kmの⻑い上り坂で トップとの差が8分半であることが分かりました。 このままの勢いで徐々に差を縮めていきたかったところでしたが、 アップダウンコースをリズム良く⾛ることができず、 強い向かい⾵にもやられてしまい、脚が⽌まってしまいそうな場⾯が何度かありました。 なかなか前との差を詰めることができず、バイク中盤は我慢の⾛りになりました。 昨年は、バイク後半にハンガーノック(極度の低⾎糖状態に陥ること)になり、 こで⼤幅にペースダウンをしてしまった反省を⽣かして、 今年はバイクパートでの補給を緻密に⾏いました。 その成果もあり、バイク後半は失速もせずに計画通りに⾛ることができましたが、 バイク中盤にいまひとつペースアップできなかったことが、バイクタイムが伸び悩やんだ原因でもありました。 原因でもありました。順位を4位に上げてランパートへ。
ランニングは今年⼀番⼒を⼊れてきたパート。 宮古島⼤会後から⾛り⽅を⼀から⾒直し、練習を重ねてきました。 その成果が7⽉に出場したオリンピックディスタンスレースでも発揮され、 今回はどれ位で⾛れるかを楽しみにしていました。 最初の10kmまでは練習してきた通りのペースで⾛れたのですが、 それ以降は同じ⼼拍数で⾛っているのに1kmごとのラップタイムは徐々に落ちてきて、 ペースが上がらなくなってきました。 それ以降はとにかくペースを落とさないようにすること、気持ちで負けず、 とにかく今のベストを尽くすことに集中して⾛りました。 順位は変らず4位でフィニッシュ。 練習の成果は10kmまでしか持ちませんでしたが、これが今の実⼒です。 少しずつ改善されてきているので、次回、その次と練習の成果を 発揮できるようにしていきたいです。
⾝体も健康な状態に戻ってきており、宮古島⼤会後からの3ヶ⽉間は集中して 練習を積むことができました。 以前の私と⽐べればレベルアップして来たのは確かです。 ただその能⼒を、まだアイアンマンの距離で発揮できるまでにはなっていませんでした。 今⼤会、満⾜いく結果は出せませんでしたが、⽣まれ変わった⾃分になる為の過程と思い、 これからも地道に練習に取り組んでいきたいと思います。
次のレースは10⽉4⽇のアイアンマン70.3韓国⼤会に出場します。 今後とも応援を宜しくお願い致します。
2014年9月8日 株式会社ライムメンバーズ 酒井絵美
リザルト | スイム | バイク | ラン | 総合タイム |
1 Shiao Yu Li(Taiwan) | 1:04:34 | 5:31:05 | 3:17:05 | 9:58:30 |
2 Jessica Fleming(Australia) | 1:00:19 | 5:33:54 | 3:26:32 | 10:06:49 |
3 田中敬⼦ (Japan) | 56:42 | 5:44:39 | 3:22:43 | 10:09:24 |
4 酒井絵美 (Japan) | 1:06:50 | 5:43:56 | 3:42:06 | 10:39:42 |
5 松丸浩⺒ (Japan) | 1:07:25 | 6:00:08 | 3:41:32 | 10:54:29 |
使用機材