昨年に引き続き、今年も大会主催側から招待していただき出場してきました。この大会が行われたクレという場所は、ソウルから南に約300km離れた場所にあります。仁川国際空港からバス移動で5時間。クレは自然豊かな田舎町で、現在住んでいる群馬県と似た景色でした。
レース当日は快晴。しかし朝の気温が10度と冷え込みが厳しく、スタート前に身体を温める為軽いランニングを行いました。プロ女子は8時3分にスタート。水温20度でウエットスーツ着用になりました。アイアンマンシリーズでは珍しいポンツーンスタート(飛び込み)形式でした。スイムは終始フィリピンのモニカ選手と一緒に泳ぎ、私が引っ張る形となりました。7位でスイムアップ。
バイクコースは平地メインの緩やかなアップダウンコースでした。序盤からスピードに乗り、10km過ぎまでに2選手を抜き5位にアップ。コースレイアウトはイージーでしたが、常に風が吹いていているし、下り坂がない分、ずっとペダルを漕ぎ続けなければならない為、予想以上にタフなバイクとなりました。 しかしこのコースレイアウトは、私が得意とするパターン。折り返し地点で前を走る選手との差を確認すると、徐々に差を詰めていることが分かり、最後の最後までハードに漕ぎ続けました。バイクタイムは2時間29分59秒。目標としていた2時間30分切りをギリギリ達成することができました。
5位でランスタート。実はランパートが今大会一番の不安要素でした。 大会の前の週に胃腸の風邪を引いてしまい、完全に回復するまでの1週間ランのトレーニングができませんでした。走りこみもスピードトレーニングもできなかった中、どれだけの走りができるか自分でも未知数でした が、行ける所まで行こうと積極的に行きました。しかし身体は正直。良かったのは最初の10kmまでで、後半の10kmは脚も動かず苦しい走りとなりました。
順位はそのまま5位をキープし、表彰台と賞金を獲得することができました。ベストなレースはできませんでしたが、70.3レースでのパーソナルベストタイムを更新することができました。昨年よりも地力が上がってきていることが数字にも表れ、この歳でもまだまだ進化できていることが嬉しいです。
次戦は11月1日のアイアンマン70.3台湾大会に出場します。今シーズンのラストレースなので、持てる力を 全て出し切ってきたいと思います。
今後とも応援を宜しくお願い申し上げます。
2015年10月19日 株式会社ライムメンバーズ 酒井絵美
リザルト | スイム | バイク | ラン | 総合タイム |
Sarah Crowley (Australia) | 29:35 | 2:28:50 | 1:22:43 | 4:22:59 |
Ewa Bugdol(Porland) | 26:52 | 2:23:22 | 1:32:15 | 4:24:47 |
Katy Duffield (Australia) | 31:19 | 2:30:51 | 1:25:22 | 4:29:29 |
Julia Grant (New Zealand) | 30:37 | 2:31:02 | 1:35:11 | 4:39:35 |
Emi Sakai (Japan) | 34:57 | 2:29:59 | 1:36:39 | 4:44:30 |
使用機材